チャートってどう読むの?“なんとなく取引”から脱け出したいあなたへ【初心者FX④】

女性がスマホでチャートを見ている 未分類

こんにちは、のんきちです。
この連載も、ここまで来て「とりあえず取引はしてみた」という方も多いのではないでしょうか。

▶前回の記事【初心者FX③】はこちら

  • アプリを開いてみた
  • ドル円を買ってみた
  • 数百円の利益や損を経験してみた

でも、ふと思うんですよね。

「これ、ちゃんと意味のあるトレードできてるのかな…?」

そんな「ん?」と感じ始めた方へ。
今回は、“なんとなくトレード”から一歩進むための3つの視点をお届けします。


チャートと時間足の選び方

FXアプリで出てくる「5分足」「15分足」「1時間足」など、どれを選んだらいいのか迷ったことはありませんか?

▽時間足って何?

チャートは、「どの時間ごとの値動きを表示するか」で種類が変わります。
それぞれ、表示される情報量や“トレードのリズム”に違いがあります。

時間足特徴向いているスタイル
5分足細かい動きが見える。エントリータイミングを見極めやすい。超短期〜数十分で完結したい人
15分足小さな流れをつかみやすい。落ち着いてトレードしたい人向け。短期〜数時間で取引したい人
1時間足安定感があり、ダマしが少ない。日中ゆっくり見たい人に。日中に1〜2回の取引をしたい人
4時間足大きな流れをしっかり見たい人向け。余裕を持って判断できる。忙しい人/兼業トレーダー
日足長期のトレンドを把握できる。エントリーはゆったり。週に数回だけ見たい人

▽生活スタイルに合った時間足を選ぼう

FXは、「いつでもできる」が魅力ですが、自分の生活に合った時間足を選ぶことが大切です。

  • 家事の合間や夜にちょっとだけ見たい人 → 1時間足 or 4時間足
  • スキマ時間が細切れの人 → 15分足がおすすめ
  • ガッツリ向き合える日や夜間に集中できる人 → 5分足で短期エントリーもOK
  • 忙しくて毎日見られない人 → 日足でゆったり構えてもOK

「どの時間足が正解?」ではなく、「自分の生活や性格に合っているか」で選ぶのが、長く続けられるコツです。

私個人としては、4時間~日足を見つつ15分足くらいでトレードが多いです。

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スプレッドとスワップってなに?

トレードしていると、なぜか買った瞬間ちょっとマイナスから始まることがありますよね。

スプレッド=実質の手数料

スプレッドとは、通貨の「買値」と「売値」の差。
これが実質的な取引手数料です。

  • スプレッドが狭い → 安く取引できる(有利)
  • スプレッドが広い → 利益が出るまでに時間がかかる

とくに「USD/JPY(ドル円)」は、スプレッドが狭い会社が多く、初心者にはやさしいです。
※私が使っている口座も、USD/JPYのスプレッドが業界最小水準で助かっています。

↑赤い丸のところがスプレッドです。


スワップ=金利差での利益 or 損失

スワップとは、2つの通貨の金利差によって発生するお金のこと。

たとえば、金利が高い通貨を買って、金利が低い通貨を売ると、ポジションを持っているだけでスワップポイントがもらえることもあります。

ただし逆の場合(低金利通貨を買う)だと、持っているだけでマイナスになるので注意。

↑例)USD/JPYを買うと1日10,000通貨につき163円もらえる。逆に売ると166円払う。


第3部:通貨ペアの特徴を知ろう

「ドル円しか見てない」という方、多いと思います。
でも通貨ペアにも、それぞれ性格やクセがあるんです。

▽USD/JPY(ドル円)

  • 安定していて、動きもゆるやか
  • 日本人にとって情報が多く安心
    → 初心者にぴったり!

▽GBP/JPY(ポンド円)

  • 値動きが激しい
  • 利益も大きいが、損も一気に大きくなるリスク大
    → 初心者には不向き。慣れてからで◎

▽EUR/USD(ユーロドル)

  • 世界で一番取引されている通貨ペア
  • 比較的安定しているけど、ドル円より少しクセがある

ポイント

通貨の性格を知って選ぶことで、ムダなストレスや失敗が減ります。


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FXが動く“時間帯”を知ると、もっと有利に!

FXは平日24時間、世界中のどこかで取引が行われています。
ただし、いつでも同じように動くわけではありません。

実際には、時間帯によって“動きやすさ”がまったく違うんです。


FX市場の基本スケジュール

  • 土日 → 市場はお休み(取引不可)
  • 平日 → 24時間動いている(月曜早朝〜土曜朝まで)

ただし、年末年始・クリスマスなどの祝日は休場になることもあります。
また、通貨によって動きが活発になる時間帯があるのもポイントです。


例:USD/JPYが一番動くのは「日本時間21時〜翌2時」

  • この時間は、アメリカ(ニューヨーク)市場が開いている時間帯
  • 取引量が多くなり、トレンド(強い流れ)が発生しやすくなる
  • チャンスも多く、利益が出やすい時間帯といわれています

値動きが少ない時間にトレードすると損しやすい

逆に、日本の早朝や欧州・米国市場が閉まっている時間帯は、
値動きがゆるやかで、ダマし(フェイクの動き)も多くなりがち

そういった時間帯に焦ってトレードしてしまうと、
うまく利益を出せないばかりか、逆に損してしまうことも。


ポイント

  • FXは「いつやるか」で結果が大きく変わる
  • 通貨ペアごとの“ゴールデンタイム”を意識しよう
  • 無理して動かない時間にトレードしない。待つことも戦略


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まとめ|“なんとなくFX”から一歩抜け出すために

  • 時間足にはそれぞれ役割あり。生活に合った時間軸を選ぼう
  • スプレッドは実質の手数料、スワップは金利差
  • 通貨には性格がある。初心者はまずドル円で感覚をつかもう

次回はトレードで損をしないために大事な「利確と損切り」について

利益を伸ばすために「いつ入るか」と同じくらい大事なのが、
「どこでやめるか」
。よくある失敗とその防ぎ方をお届けします!

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